研究課題/領域番号 |
23KK0128
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
浅野 桂 広島大学, 統合生命科学研究科(先), 特任教授 (80838962)
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研究分担者 |
塩田 倫史 熊本大学, 発生医学研究所, 教授 (00374950)
松尾 和哉 熊本大学, 発生医学研究所, 特別研究員(PD) (10912371)
冨樫 祐一 立命館大学, 生命科学部, 教授 (50456919)
末廣 智也 広島大学, 医系科学研究科(歯), 特任助教 (60981735)
藤井 万紀子 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (70406031)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2029-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
21,060千円 (直接経費: 16,200千円、間接経費: 4,860千円)
2028年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2027年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2026年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2025年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2023年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | タンパク質合成制御 / 開始コドン / non-AUG開始コドン / 翻訳開始因子 / RNA化学修飾 / ゲノム翻訳プロファイリング / がんゲノム翻訳制御 / RAN翻訳 / 翻訳制御 / FMR1 / 神経疾患 / がん遺伝学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではnon-AUGコドンによって複数のタンパク質をコードする遺伝子の新たな例として、癌原性のある増殖因子CTGF(課題1)と神経疾患を引き起こすFMR1(課題2)に注目して研究する。non-AUG開始頻度を制御する新たな因子として開始tRNAの37番塩基アデノシンのスレオニルカルバモイル(t6A)による化学修飾に注目しその制御の分子的基盤を分子動態解析手法を用いて解明する(課題3)。
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研究実績の概要 |
課題1:1.CTGF上流域にコードされたout-of-frame product (CTGF-O)の機能 CTGF-Oに対するGST融合タンパク質を作成し、ACG開始コドンから始まるCTGFアイソフォームCTGF-Lとの相互作用をBLIにより解析した結果、両者がサブuMレベルの解離定数を示すことを証明した。CTGF「オペロン」にコードされるタンパク質同士が相互作用しなんらかの機能を共同して行うという興味深い仮説が支持された。 2. 活性化悪性中皮腫の翻訳プロファイリング 悪性中皮腫細胞を増殖因子PDGFによって活性化し、ribosome profilingを行った。細胞抽出液のポリソームをRNaseI処理し、次世代解析ライブラリーを作成してNextSeqにより配列を決定した。 課題2:若手分担者松尾、分担者塩田、研究代表者浅野、海外受け入れ先のPeter Todd教授の4者でズーム会議を行い、詳細な研究計画と松尾の具体的派遣計画を話し合った。令和6年度中に派遣を開始する方向で調整中である。 課題3:ct6Aを持つtRNA開始コドンループを含んだ開始複合体Pサイトモデル構造を仮想空間上に再現し、ABF法によるシミュレーションを開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上記したように、各分担者による海外連携研究は概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
順調に推移しており、令和6年度の若手研究分担者(松尾、末廣)の米国派遣に向けて分担者、海外研究者と連携を深め、研究を進めていきたい。
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