研究課題/領域番号 |
23KK0138
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分49:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
鈴木 敏彦 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10292848)
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研究分担者 |
星野 仁彦 国立感染症研究所, ハンセン病研究センター 感染制御部, 室長 (20569694)
吉田 光範 国立感染症研究所, ハンセン病研究センター 感染制御部, 主任研究官 (70772630)
岡野 徳壽 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (70886663)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2025年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2024年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2023年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | ブルーリ潰瘍 / 比較ゲノム解析 / 感染伝播 / 西アフリカ / シングルセルゲノム解析 |
研究開始時の研究の概要 |
ブルーリ潰瘍は、「顧みられない熱帯感染症」のひとつとして世界保健機関WHOが重点的に疾病対策を展開している細菌感染症である。本疾患の起因菌は抗酸菌の一種Mycobacterium ulceransであるが、環境における感染源やヒトへの感染経路は未だわかっていない。そこで本研究では、分離培養に加えて新たにシングルセル解析技術を導入して環境中のM. ulceransを1細胞レベルで分離し、臨床分離株との比較ゲノム解析を通じて環境中のM. ulceransの病原性の解明を目指す。環境中に存在する本菌の病原性が明らかになれば、感染経路の解明や流行地域の感染リスク評価にも資することが期待できる。
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研究実績の概要 |
本疾患の起因菌は抗酸菌の一種Mycobacterium ulceransであるが、環境における感染源やヒトへの感染経路は全くわかっていない。本研究では、環境中に生息するM. ulceransの中でも病原性に関わる因子を有している菌のみヒトへの感染性を有するという新たな仮説を立て、環境および患者由来の菌(あるいは核酸)から病原因子の同定とその検証を行い、本感染症の感染経路の解明を目指す。 ガーナ国内におけるブルーリ潰瘍流行地域(デンス流域地区)の患者宅周辺の環境水等の検体採取を実施した。以前実施した調査と同様に起因菌M. ulceransが有するIS2404の検出がされ、起因菌が流行地域に定着していることが示唆された。ポータブルシーケンサーを現地に持ち込み16SrRNA配列のメタ解析を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究開始後早々に現地調査を実施し、環境検体の採集を実施できた。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き現地調査、環境検体の採集と起因菌の分離を進める
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