研究課題
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
本研究ではメカノバイオロジーの視点から「転移先の共通性」が生じる原因を解明し,その知見をもとに転移を標的としたがん治療法を提案する.転移は特定の臓器(高転移性臓器)で起こりやすい.過去の研究から高転移性臓器の組織の硬さが転移に重要であることが示唆されていたが,それは立証されていない.本研究では,高転移性臓器において組織の硬さが共通しておりそれにより転移が生じるかを検証するとともにその仕組みに迫る.本研究の完成により転移を効率的に抑えることが可能となり,がん治療が格段に改善されることが見込まれる.