研究課題
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
ヒトは、他人も自分と同じように、意図、信念、欲求といった“心”をもつ存在である、と 認識できる。この認知能力は、「心の理論」と 呼ばれ、ヒトが高度な社会を形成するために必須であると考えられている。本研究課題では、米国エモリー国立霊長類研究所との国際共同研究を行い幼体サルを用いて、行動学的、神経科学的なアプローチで、「心の理論」の発達過程の神経メカニズムの解明に取り組む。またこの発達過程を成体サル、成人自閉症スペクトラム群、ヒト乳幼児と直接比較することで統合的に理解を進める。