研究課題/領域番号 |
23KK0167
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
林 邦彦 群馬大学, その他部局等, 理事 (80282408)
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研究分担者 |
井手野 由季 群馬大学, 食健康科学教育研究センター, 准教授 (60616324)
長井 万恵 群馬大学, 食健康科学教育研究センター, 准教授 (90760067)
大西 浩史 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (70334125)
鬼塚 陽子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (30710058)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
20,800千円 (直接経費: 16,000千円、間接経費: 4,800千円)
2026年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2025年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2024年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2023年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 女性コホート研究 / 日本ナースヘルス研究 / 女性の健康 / 人種民族間比較 / 閉経 / 更年期 / 更年期症状 / 早発卵巣不全 / 早期閉経 / 閉経年齢 / 国際比較研究 |
研究開始時の研究の概要 |
更年期障害,早発卵巣不全【40歳未満での閉経】,早期閉経【40~44歳での閉経】,また性成熟期後期(37~45歳)での不妊症など,周閉経期における生殖機能関連の健康問題が世界的な社会課題となっているが,それらを予防するためのヘルスケアについて疫学的エビデンスが決定的に不足している。 本研究の目的は,世界の女性での閉経年齢の遅速や早発卵巣不全・早期閉経での自然閉経の発生頻度,更年期障害の発症,性成熟期後期での妊孕能に影響を与える遺伝的要因と環境的要因を,日豪および日米の2つの国際共同研究から評価して,近年大きな問題となっている周閉経期の健康問題の予防につながるヘルスケアを提示することである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,世界の女性での閉経年齢の遅速,性成熟期後期の妊孕能,更年期障害の発症に影響を与える遺伝的要因と環境的要因を,2つの国際共同研究から評価し,性成熟期後期の不妊症や更年期障害の予防につながるヘルスケアを提示することである。群馬大学が運営する日本ナースヘルス研究を中核研究として,①日本ナースヘルス研究も参画している国際コンソーシアムInterLACE(豪州クイーンズランド大学)で管理する,世界11か国27女性コホート研究の計85万人の統合データをもちいて,閉経年齢の遅速,性成熟期後期の不妊症,更年期障害発症の規定因子について,人種・民族間比較を行う。また,②研究対象者の職業,長期追跡調査法,調査項目,生体試料収集など,日本ナースヘルス研究と同じ研究デザインのもと,米国ハーバード大学が運営するNurses’Health Study第2コホート研究と共同で,食事や身体状況などの生活保健習慣や女性ホルモンレベルが性成熟期後期の妊孕能にどのように影響するかについて,共通解析計画による日米比較を行う。 今年度は,①の共同研究として統合データを利用して,閉経年齢の分布の人種民族間比較(Ideno Y, et al.),また,BMIと2型糖尿病の関連性の人種民族間比較(Nagai K, et al.)を分析し,その結果について論文化を進めた。また,②の共同研究については,日米の共通解析計画から思春期の体型と不妊症リスクの関連について日本ナースヘルス研究データの分析を行い,その結果について論文化を行った(Iida M, et al.)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
日豪合同連絡会議,日米合同連絡会議を定期的に開催することで,互いの進捗管理を行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
今後も日豪合同連絡会議・日米合同連絡会議の定期開催を継続するとともに,今後は共同公開シンポジウムなどの成果発表の機会を設ける予定である。
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