研究課題/領域番号 |
23KK0168
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
五十嵐 歩 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (20595011)
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研究分担者 |
久貝 波留菜 川崎市立看護大学, 看護学部, 助教 (70981702)
高岡 茉奈美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (60967446)
伊藤 研一郎 東京大学, 情報基盤センター, 助教 (30805578)
山本 則子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90280924)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2025年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2024年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2023年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | VR / 認知症 / インドネシア / 看護教育 / バーチャルリアリティ / 看護基礎教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、インドネシアと日本の看護基礎教育のカリキュラムに組み込むことができる、VR技術を用いた認知症教育プログラムを開発する。研究対象はインドネシアと日本の国立大学の看護学生とし、老年看護学の授業にプログラムを組み込む。本研究は、プログラムの開発、クラスター無作為化比較試験(RCT)によるプログラムの評価、認知症教育プログラムパッケージの開発の3つのステップから構成される。プログラムの普及により、世界の看護基礎教育において効果的な認知症教育が推進されることが期待される。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、インドネシアと日本の看護基礎教育のカリキュラムに組み込むことができる、バーチャルリアリティ(VR)技術を用いた認知症教育プログラムを開発することである。1年目の令和5年度は、日本の看護学生向けに作成した看護学生版認知症教育プログラムDRIVE(Dementia Readiness Inside Virtual Reality)をインドネシアの看護基礎教育用に改変し、インドネシア・看護学生版DRIVEを作成した。DRIVEに含まれるスクリプトの全内容(シミュレーション、ドラマ、VR映像)および評価項目を、英語とバハサ語に翻訳した。翻訳した評価項目がインドネシアの看護学生に適切に理解されるか確認するために、パイロットテストを実施した。日本の看護職を対象に実施したDRIVEプログラムの運用・評価の経験について情報提供を行うため、インドネシアの連携先であるAirlangga大学を訪問した。またAirlangga大学の研究者と5回のオンライン会議を行い、プログラム内容、評価方法および使用するVR機器等に関する協議を行った。 2年目の令和6年度は、Airlangga大学の看護学生の授業においてDRIVEを実施し、前後比較試験によりプログラムの評価を実施する予定である。試験の実施に先立ち、VR機器の調達・セットアップ等の準備を行うために、令和6年4月にAirlangga大学を訪問予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りインドネシア・看護学生版のプログラムの作成と、介入研究を実施する準備を進めることができた。VR機器類の購入に関連し、電波法や関税に関する検討の必要性が生じたため、令和5年度中に計画していたVR機器の購入が完了しなかったが、購入のめどをつけることができた。令和6年度に介入研究を実施する準備は整っている。
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今後の研究の推進方策 |
Airlangga大学の共同研究者とこれまでと同様、密に連携を取り、研究計画に則って研究を遂行する。
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