研究課題
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
マイクロプラスチックの微粒子は、水中および土壌中に存在するのみではなく、大気中にも飛散し呼吸によって吸い込まれると推測される。また、マイクロプラスチックは、表面に多環芳香族炭化水素(PAHs)をはじめとする残留性有機汚染物質やヒ素を吸着する性質を有するため、マイクロプラスチック自体の呼吸器・循環器系への影響と同時に、マイクロプラスチックの周囲汚染物質の吸着に伴うヒトへの影響が危惧されるが、未だ詳細は明らかではない。本研究は、バングラデシュでの現地調査と実験研究を組み合わせることにより、マイクロプラスチックのリスク評価を実施し、マイクロプラスチック曝露による疾病の予防法の確立を目指す。