研究課題/領域番号 |
23KK0175
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
浅井 孝夫 順天堂大学, 医療科学部, 准教授 (60612736)
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研究分担者 |
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
土屋 康雄 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60334679)
堀 敦詞 順天堂大学, 医療科学部, 助教 (50838373)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2026年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2025年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2024年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 胆嚢がん / オキシステロール / インド |
研究開始時の研究の概要 |
胆石は胆嚢がん発生の最も有力なリスク因子である。胆嚢がん患者の85%に胆石が存在し、その75%はコレステロール胆石とされている。最近、コレステロールの酸化誘導体であるオキシステロールが胆石や胆汁中から検出され、また、胆道がん細胞の増殖を刺激することも報告された。本研究では、血清脂質値や遺伝子解析に加え胆汁や胆石中のオキシステロール濃度を胆嚢がん患者・胆石症患者・健常者間で比較し、胆石症や胆嚢がん発生におけるオキシステロールの役割を解明する。オキシステロールは胆石症や胆嚢がんの早期診断のためのマーカーとなる可能性があり、その発生予防策に繋がることが期待される。
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研究実績の概要 |
2023年度は海外研究拠点にて研究打合せのうえ、試料収集を開始した。まず、本研究で試料収集の海外拠点となるMahatma Gandhi Medical College & Hospital(MGMCH、ジャイプール、インド)を訪問し、海外の共同研究者らとともに研究計画を確認した。MGMCHの共同研究者とは2016年から胆嚢がんに関連する共同研究を行っており、本研究にあたっても当該共同研究者を始め現地の関係者から全面的な協力の了承が得られた。研究打合せにおいては、収集する試料の種類、数、採取方法、保存方法などを確認した。本研究において目標数の試料を収集できるかどうかが最重要課題となるため、目標数の試料を収集するためにMGMCHのほか、All India Institute of Medical Sciences Jodhpur (AIIMS Jodhpur、ジョドプール、インド)の共同研究者にも協力を依頼し、了承を得た。また、本研究で試料分析の海外拠点となるSharda School of Allied Health Science (SSAHS、グレーターノイダ、インド)を訪問し、試料分析に使用する施設、設備の確認を行った。SSAHSの共同研究者には試料分析も含めインドで実施する本研究全体を通してサポートいただくことの了承を得た。加えて、オキシステロール測定にはガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS)が必要となるため、当該装置を備えるBirla Institute of Technology, Mesra (BIT Mesra、ラーンチー、インド)においてオキシステロール測定を実施することを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究初年度としての計画通り、研究打合せのうえ、試料収集を開始した。
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今後の研究の推進方策 |
計画通り目標数の試料収集を進めながら、適宜海外の共同研究者と連絡を取って試料収集状況を確認する。もし2024年度内に目標数に到達しない予測が見られた場合には、より多くの医療機関に協力を求めるなどの対応策を協議し、確実な試料収集に努める。
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