研究課題/領域番号 |
23KK0178
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
近田 彰治 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (80598227)
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研究分担者 |
山川 学志 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任研究員(常勤) (40816740)
辻井 聡 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任講師(常勤) (70898014)
大堀 智毅 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30869920)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2026年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2025年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | バイオメカニクス / レーザースキャン / 靭帯モデル / 前十字靭帯再建術 / 整形外科 |
研究開始時の研究の概要 |
膝前十字靭帯(ACL)は膝関節の屈曲可動域の全体に渡って適切な張力を発生させ、関節制動機構として機能することが明らかになっている。しかし、「In-Vivoの研究において付着部間距離から算出されたバネとしては弛緩している局面にも関わらず、In-Vitro力学試験では力を発生している」というパラドックスが存在する。これを説明し得るのは、「ACLは捻れを含む3次元的な部位依存変形によって機能している」という仮説である。ヒト生体における膝関節動態をIn-Vitro実験で忠実に再現し、レーザースキャナーによって3次元変形動態を定量することで、ACLの関節制動機構の全容と損傷に至る力学的過程を解明する。
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研究実績の概要 |
膝前十字靭帯(ACL)は膝関節の屈曲可動域の全体に渡って適切な張力を発生させ、関節制動機構として機能することが明らかになっている。しかし、「In-Vivoの研究において付着部間距離から算出されたバネとしては弛緩している局面にも関わらず、In-Vitro力学試験では力を発生している」というパラドックスが存在する。これを説明し得るのは、「ACLは捻れを含む3次元的な部位依存変形によって機能している」という仮説である。ヒト生体における膝関節動態をIn-Vitro実験で忠実に再現し、レーザースキャナーによって3次元変形動態を定量することで、ACLの関節制動機構の全容と損傷に至る力学的過程を解明する。 本年度は予備実験的に、レーザースキャナーを用いたデータ収集のプロトコール確立と、収集したデータの解析手法の開発を進めた。試験用のブタ膝に対してレーザースキャナーを用いて安定的に3次元モデルを再構築することができるようになった。また、得られた3次元モデルのデータの解析手法については、ACLに描画したマーカーの半自動抽出を安定的に行えるようになり、先行研究で示されている部位依存的な変形と類似した傾向が観察できた。また、海外連携先のピッツバーグ大学のDebski教授と米国整形外科基礎学会(ORS2024)において今後のピッツバーグ大学での実験に関する打ち合わせを行うことができた。さらに、Debski教授が学会で来日した際に研究室見学に来てもらう機会を得ることができたため、レーザースキャナーを使った実験のデモを行うことができ、今後の研究のさらなる発展的な可能性について議論を行うことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予備実験のデータから、安定的にスキャンと解析を進めることが確認できたため、まずは国内でブタ膝を用いた実験を進めることができるようになった。海外連携先のピッツバーグ大学のDebski教授との打ち合わせも対面で2回行うことができ、次年度以降の具体的な計画も進んだ。ピッツバーグ大学での実験に向けて、事務的な手続きも進められている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
国内でブタ膝を用いた実験を引き続き進めることに加え、ピッツバーグ大学でのヒト献体を対象とした実験も次年度中に計画している。事務的な手続きの完了以降、実験の日程を確定させて研究代表者と分担者で渡航して実施する予定である。
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