研究課題/領域番号 |
23KK0187
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(海外連携研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
山本 倫也 関西学院大学, 工学部, 教授 (60347606)
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研究分担者 |
青柳 西蔵 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 講師 (20646228)
福森 聡 香川大学, 創造工学部, 講師 (00756710)
上田 樹美 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教 (90911579)
長松 隆 神戸大学, 海事科学研究科, 教授 (80314251)
廣江 葵 大阪成蹊大学, データサイエンス学部, 助教 (40963228)
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研究期間 (年度) |
2023-09-08 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2027年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2026年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2025年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 視線計測 / 視線インタラクション / 眼球運動トレーニング / Vision Therapy |
研究開始時の研究の概要 |
視力ではなく眼球運動の問題で「読み」が苦手な児童が多く、トレーニングで改善すると報告されている。研究代表者らは、眼球運動トレーニングをデジタル化、AI化したシステムの研究開発を進めてきたが、最先端を行く米国では、脳の認知機能も含めた医療としてVision Therapyが進められており、国内とは大きな隔たりがある。そこで本研究では米国The University of the Incarnate Word (UIW)のRosenberg School of Optometry (RSO)のDr. Yutaka Makiらと国際共同研究の拠点を形成し、世界展開可能な革新的Vision Therapyシステムの研究開発を実証的に行う。
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研究実績の概要 |
国内の眼球運動トレーニングは「読み」や学びが苦手な子どもたちを対象に少しずつ普及が進んでいる状況にあるものの、脳の認知機能までを対象とする海外の高度なVision Therapyは行われていない。本研究では、世界展開可能なVision Therapyシステムを開発するために、米国The University of the Incarnate Word (UIW)のRosenberg School of Optometry (RSO)のDr. Yutaka Makiらと国際共同研究の拠点を形成しながら、 (A) 米国最新研究動向を反映した日本人のためのVision Therapyメニューの開発、 (B) 言語に依存せず様々な年齢に対応できる認知的眼球運動タスクの開発、 (C) Vision Therapyに特化した最先端の視線インタラクション技術の開発、の研究開発を進める。 2023年度は、米国での情報収集を中心とするフェーズとして(A)~(C)を実施することを計画しており、実際、おおむね計画通りに、それぞれの調査を行った。 (A)(B)については、研究代表者山本および研究分担者青柳、上田の3人でUIWのRSOのDr. Yutaka Makiらを訪問し、クリニックにおける各種評価手法や、トレーニングメニューの調査、Sports Visionのトレーニングメニューの調査を行った。(C)については、研究分担者らと打ち合わせを進めて問題共有した。また、これらと並行して、和泉市立国府小学校の通級指導教室や、放課後等デイサービスともともビジョンにおいてシステムを設置・運用し、眼球運動トレーニングや評価を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
スケジュール的にはほぼ計画どおりに実施できた。ただし、円安の影響で滞在期間が短くなったり、旅費が高騰したため一部の機材が購入できなかったりと、全てが順調というわけでなかった。
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今後の研究の推進方策 |
1年目に計画していた情報収集についてはおおむね計画どおりに実施できたため、Dr. Yutaka Makiらと連携を深め、本研究の核であるVision Therapyの手法開発を進めていく。
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