本研究は、基研究で開発したケイ酸塩測定法の発展、特に自動希釈の高精度化を行い、さらに、同分析装置を用いてアルミニウムの分析へも応用する。米国ハワイ大学、サンノゼ州立大学、アラスカ大学と国際共同研究を行うことで、相互の技術発展とデータベースの構築に貢献する。小型で簡便な連続自動分析法の開発は、冷凍保存が難しいケイ酸塩の船上分析を促進し、冷凍保存によるエラーやばらつきを無くし、さらには測定が難しいアルミニウム分析の自動化を実現する。得られた知見は、他成分析や係留系などの自立式分析システムへの応用も期待できる。
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