環境と粒子やエネルギーのやり取りがある開放量子系では、特有のトポロジカル物性が見られる。本課題では基課題をさらに発展させ、冷却原子系や強相関化合物などを念頭に開放系のトポロジーにおける強相関効果を解明する。特に、強相関効果が本質的に効いた開放系のトポロジーが誘起するダイナミクスを明らかにする。また、強相関化合物において新規な開放系のトポロジカル物性を探索する。 本課題の遂行にあたり、スイス連邦工科大学のManfred Sigrist教授とストックホルム大学のEmil Bergholtz教授、関係者の方々と直接共同研究を行うため、両教授のグループに滞在する。
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