アルミニウム粉体は燃焼が激しく,粉塵爆発を起こすことが知られている.それに着目し,その激しい燃焼を制御する技術を開発することによって,アルミニウム粉体を燃料とした循環エネルギーシステムの構築を目指す.基課題では微小重力場を活用することで,アルミニウム粉体の層流燃焼特性を明らかにした.しかし,地球重力場でのアルミニウム粉体燃焼は爆発的であり,従来技術では制御できない.本課題では,世界で本分野を牽引しているアイントホーフェン工科大学のPhilip de Goey教授らと協力し,アルミニウム粉体燃焼の制御に必要不可欠な知見である乱流燃焼特性を解明し,乱流バーナーの燃焼安定性を明らかにする.
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