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ヒルシュスプルング病腸管の空間トランスクリプトーム解析による病態解明と治療応用

研究課題

研究課題/領域番号 23KK0296
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

藤原 なほ  順天堂大学, 医学部, 准教授 (20589543)

研究期間 (年度) 2023 – 2025
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
キーワード腸管神経 / ヒルシュスプルング病 / 細胞移植 / 再生医療 / トランスクリプトーム解析 / Hirschsprung病
研究開始時の研究の概要

カナダ・トロント大学と国際共同研究を行い、新技術MERFISH法による空間トランスクリプトーム解析の技術を用いてモデルマウス・ヒト検体を活用し、H病腸管の神経細胞および微小環境を詳細に解析する。正常な腸管とH病腸管の部位における遺伝子発現パターンから、移植細胞の生着と分化に関連する遺伝子群を同定し、病態に関わる因子を解明する。神経幹細胞の生物学的マーカーを特定し、シグナル分子の役割を明確にする。
これにより、基課題の達成に必要な疾患の分子病態解明のみならず根本的な治療ターゲットを同定することで新たな治療法開発に重要な意義を持つ。

研究実績の概要

本研究では、ヒトの表現型と酷似していることからH病モデルマウスとして世界中で利用されているEDNRB-KOマウスおよびヒト腸管における神経細胞および細胞外因子の特徴を見出すため、MERFISH技術を用いた空間トランスクリプトーム解析によって発現遺伝子の同定を行う。正常な腸管とH病腸管の部位における遺伝子発現パターンから、移植細胞の生着と分化に関連する遺伝子群を同定し、病態に関わる因子を解明する。神経幹細胞の生物学的マーカーを特定し、シグナル分子の役割を明確にすることを目的とする。
本年度は開始1年目であるため、共同研究先であるトロント大学との打ち合わせ、研究計画の見直し等が中心となっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

トロント大学と実験詳細を確認。先行研究で対象としている壊死性腸炎と今回我々が対象とするヒルシュスプルング病との相違、遺伝子発現パターンの適応性について議論を行った。モデルマウス作成およびサンプルの採取、さらにはgene panelの作成を開始した。

今後の研究の推進方策

まずはトロント大学で胎児期13.5、15.5のモデルマウスサンプルを採取し、解析を開始。その結果を確認し、計画通り他のタイムポイントも解析実施する。MERFISH解析には解析部位のsegmentationとその部位のある細胞種の同定がまずは必要となるため、共同研究先の支援を受け実施予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2024-02-28   更新日: 2024-12-25  

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