基盤研究では潜在的多能性が生殖細胞の遺伝子発現制御に機能する小分子RNAであるpiRNA やDAZLによって抑制されていることを明らかにした。piRNAの重要性が明らかになったことから、本研究ではpiRNA経路の制御化合物の同定、そして、その誘導体の作成による精巣でのpiRNAの制御法の開発を行う。Biology実験についてはpiRNA研究を長きに渡り先導してきた米国Pennsylvania大学のJeremy Wang教授の研究室で行う。化合物スクリーニングはPennsylvania大学に隣接した米国Wistar研究所のJoseph Salvino教授の研究室と共同で研究を行う。
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