研究課題
基盤研究(A)
HMQC法は超偏極による13C信号増強法に比べて信号検出感度では劣るが、13C信号のT1に左右されることなく、腫瘍代謝の全貌が観察できる。この方法によりがんの代謝過程を解析した結果、代謝経路における酵素反応の阻害は乳酸生成を僅かに抑制させるのみであるが、乳酸排出を制御するとその蓄積が著しく増加した。乳酸を標的にした腫瘍代謝への介入ががん治療の一助になろう。一方、アルツハイマー病脳においても癌と同じ代謝が疑われており、モデルマウスを用いて解析した。認知症の発症と脳エネルギー代謝、並びに、乳酸動態との関連が明らかになり、老化による脳機能の低下を予防する抗老化医学の一助になるものと期待される。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
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