研究課題/領域番号 |
24240112
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
博物館学
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研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
小川 義和 独立行政法人国立科学博物館, 事業推進部, 学習企画調整課長 (60233433)
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研究分担者 |
松浦 啓一 独立行政法人国立科学博物館, 動物研究部, 部長 (70141984)
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研究期間 (年度) |
2012
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研究課題ステータス |
中途終了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
2012年度: 20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
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キーワード | 科学リテラシー / 科学コミュニケーション / 生涯学習 / 博物館 / 知の循環型社会 |
研究概要 |
本研究は、地域の博物館の連携を通じて、博物館の資源を活用しやすい形態で社会に還元し、人々の地域への参画力を高め、地域の活性化と生涯学習の振興に資する博物館機能の構築を目指している。具体的には、複数の博物館が有する学習プログラムや展示等の学習資源を、人々の科学リテラシーの向上を目的とした共通の枠組みで蓄積する。そして、博物館利用者がそれらを活用して学んだ成果を確認し、さらにその学習方法や成果を社会に還元するシステムを研究開発することにより、知の循環型社会における科学リテラシーの向上に資する博物館活用のモデルを確立し、博物館の新しい機能としての対話型博物館生涯学習システムの構築を目的としている。 研究当初(平成24年度4,5月)は、博物館利用者の世代、科学に対する興味・関心等の区分から捉えた科学リテラシーの枠組みと評価の指針を検討するために、科学コミュニケーションの国際学会等において科学コミュニケーションや博物館の学習モデルに関する理論の調査を行った。 その結果、科学コミュニケーションにおいては、博物館という場での実践的な人材養成、特にこれから社会に出る理系の大学院生を対象とした養成を行う重要性や、「対話型博物館生涯学習システム」の構築において、自然科学の理論だけでなく、心理学等も含めた幅広いコミュニケーションの理論構築の必要性が認識された。また、博物館において生涯学習という観点から幅広い世代の科学リテラシーを涵養する学習活動の体系は世界的に見てもほとんどなく、このような枠組みに対する国際的な関心の高さと有用性が明らかとなった。
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