研究課題
基盤研究(A)
本研究の目的は、量子集団あるいは場の連続自由度の量子力学的性質を生かした量子情報処理を目指すものである。本研究では半導体ナノ構造の二次元あるいは一次元系の電子の電荷やスピン自由度を量子力学的に制御し、本研究で提案した量子プロトコルの実証を目指した。従来距離の制限を受けていた量子エネルギーテレポーテーションをさらに改良し、スクイーズド状態を利用することで距離の制限をなくすことに成功した。また、ナノ構造中の核スピンの電気的あるいは光学制御検出に関する研究も進め、核スピン集団の空間分布を可視化(光検出マイクロ核磁気共鳴)することが可能となった。
すべて 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 5件)
Physical Review A
巻: 89 号: 1
10.1103/physreva.89.012311
arXiv quant-phys
巻: 1305.
Nature Nanotechnology
巻: 8 号: 1 ページ: 31-35
10.1038/nnano.2012.209