• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ミューオン異常磁気双極子モーメント精密測定の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 24244033
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関大阪大学

研究代表者

久野 良孝  大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (30170020)

研究分担者 佐藤 朗  大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (40362610)
坂本 英之  大阪大学, 核物理研究センター, 特任研究員 (70423126)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2013年度)
配分額 *注記
27,170千円 (直接経費: 20,900千円、間接経費: 6,270千円)
2013年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2012年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
キーワードミューオン / 異常磁気双極子モーメント / 電子測定カロリメータ
研究概要

本研究の目的は、米国Fermi 加速器研究所でのE989 実験に参加し、ミューオンの異常磁気双極子モーメント(以下、a_μ = (g - 2)/2 という)を従来の4倍以上の精度の0.14ppm で測定し、素粒子物理学の標準理論を超える新しい物理を確立することである。前回2001年の米国Brookhaven 国立研究所のE821 実験では、a_μ 値を0.54ppm の精度で測定した。その実験値は、標準理論の予測値から約3.2 σほどずれた値になっており、新物理の手がかりではないかと注目が集まっている。本実験により実験精度を更に4倍ほど向上し、またもし中心値が現在のままであるとすると、7.5σ のずれとなり、新しい物理の手がかりを優位な精度で確立できる重要な素粒子実験研究となる。平成24年度には、電子カロリメータ測定器の候補としてW/SciFi とPbF2 の2つの測定器があり、性能試験や測定器製作費用などを考慮して選択を行った。その結果、PbF2を第1候補とすることが決定された。日本グループは判断の資料となる測定器性能試験に参加した。また、電子カロリメータの読み出し装置として、Multi Pixel Photon Counter (MPPC)が候補のひとつとして考えられている。その場合、多くの電子が一つの電子カロリメータのモジュールに入射することがある。大阪大学の大学院学生が米国ワシントン大学を長期滞在し、多くの電子が入射した場合にMPPCでそれらを識別することができるかどうか、MPPCとレーザー源を使って試験した。2つの電子の時間差の関数として、識別能力を評価した。それらの結果は実験グループのレポートとしてまとめられてテクニカルレポートとなっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

研究計画に特に変更はない。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-05-15   更新日: 2019-07-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi