研究課題
基盤研究(A)
造礁サンゴ骨格に記録された気候変動情報は、精度や時間分解能の点で他の間接指標と比較しても良好な性能を持つ。本課題では、サンゴ骨格の「間接指標(酸素同位体比・Sr/Ca比)の成長速度依存特性」、「炭素同位体比の制御因子」、「種内変異(群体間差異)が抑制/拡大されるメカニズム」について、琉球大学瀬底研究施設の屋外水槽で長期飼育されたハマサンゴ試料を対象に検討した。炭素同位体比>酸素同位体比>Sr/Ca比の順でサンゴの健康状態(そして骨格成長速度)に影響される。Sr/Ca比は頑強で、優れた水温の間接指標である。これらの結果は、サンゴ骨格による気候変動研究の確度の高さを支持するものである。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (4件) 備考 (3件)
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