• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨・腸・代謝連関シグナルを調節する分子の役割解明

研究課題

研究課題/領域番号 24249087
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関九州大学

研究代表者

平田 雅人  九州大学, 歯学研究院, 教授 (60136471)

研究分担者 竹内 弘  九州大学, 歯学研究院, 准教授 (70304813)
松田 美穂  九州大学, 歯学研究院, 助教 (40291520)
研究期間 (年度) 2012
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2012年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
キーワードインスリン / オステオカルシン / インクレチン / 骨代謝 / エネルギー代謝
研究概要

骨芽細胞が合成するオステオカルシン(OC)がインスリン分泌を促すことが知られている。加えてインクレチンを分泌する作用を有するかについて検討した。
(1)、OC受容体の存在:マウス小腸上皮細胞由来STC-1細胞およびマウス小腸上皮細胞に、低あるいは無カルボキシル化OC(ucOC)、の受容体と考えられる分子、Gprc6aが存在することをRT-PCR並びに免疫組織化学的方法により確認した。マウス小腸上皮細胞では、十二指腸、空腸、回腸いずれにおいても一様に受容体の存在を示唆する免疫シグナルが認められた。また、極性をもつ上皮細胞の消化管側、基底膜側の両側に認められた。
(2)OCのインクレチン分泌作用:STC-1細胞にucOCを添加すると濃度依存的にインクレチンの1種、GLP-1(glucagon-like peptide-1)を分泌した。しかし、高濃度では効果は減弱した。一方、3つのグルタミン酸がカルボキシル化されたGlaOCは低濃度でも無効であった。
次いで動物個体を用いた実験を行った。マウスにucOCを腹腔内投与すると血中GLP-1濃度が上昇した。高濃度のucOCではSTC-1細胞と同様に作用は減弱した。また、GlaOCの投与は無効であった。経口投与することによっても血中GLP-1濃度が上昇したが、この場合には高濃度でも減弱化はみとめられなかった。また、GlaOCが有効であった。
これらの結果は、ucOCが受容体Gprc6aを介して小腸上皮細胞からインクレチンを分泌する事を示唆する。また、経口的に投与したGlaOCはucOC化することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.mcb.dent.kyushu-u.ac.jp/index.html

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi