研究課題/領域番号 |
24300193
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
沖田 実 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (50244091)
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研究分担者 |
中野 治郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (20380834)
坂本 淳哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (20584080)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2013年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2012年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
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キーワード | 組織損傷 / 不活動 / 慢性痛 / 実験動物モデル / 理学療法 / 持続的他動運動 / 振動刺激 / 生物学的効果 / 動物モデル / 治療介入 / 痛覚過敏 / CGRP / 中枢性感作 / 他動運動 / 痛覚閾値 / 抗炎症性サイトカイン / ケラチノサイト / 神経成長因子 / 神経可塑性 / 侵害受容分子 |
研究成果の概要 |
本研究では,ラットの膝関節炎モデルを組織損傷由来の,足関節不動化モデルを不活動由来の慢性痛の実験動物モデルとし,前者には関節運動を,後者には振動刺激の負荷を治療介入手段に用い,理学療法の生物学的効果を検討した.結果,組織損傷後に患部を過度に安静にすると中枢性感作が惹起されるが,早期から関節運動を行うと中枢性感作が抑制され,慢性痛の発生を予防できることが示唆された.一方,不活動のみでも痛みが発生し,その期間が長期化すると中枢性感作が惹起され,慢性痛へと発展することが示唆された.また,不活動の過程で早期から振動刺激を負荷すると痛覚過敏と中枢性感作の発生が抑制されることが明らかとなった.
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