研究課題/領域番号 |
24310174
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
資源保全学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
鬼倉 徳雄 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (50403936)
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研究分担者 |
島谷 幸宏 九州大学, 大学院工学研究院, 教授 (40380571)
大槻 順朗 東京理科大学, 理工学部, 助教 (10618507)
皆川 朋子 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 准教授 (10355828)
伊豫岡 宏樹 福岡大学, 工学部, 助教 (40432869)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2014年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2013年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2012年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 干潟 / ダム撤去 / マクロベントス / 底質 / 堆積 / 流砂 / ハゼ類 / カニ類 / 河口干潟 / 土砂供給 / 生物分布モデル / 土砂移動 / 窒素・炭素同位体比 / 窒素・炭素同位体 |
研究成果の概要 |
干潟生態系の維持機構を解明するために、荒瀬ダム撤去事業で流出する堆積物に着目して、球磨川河口域の干潟生態系の変化を調べた。干潟の堆積厚は出水後に上昇する地点が多かった。このことは,河川からの土砂の流出が干潟の物理基盤の維持に寄与していることを示している。また、干潟の底質は、ダム撤去の進捗につれて砂へと変化する地点が多く、ダムに堆積した砂が干潟に到達したと推察された。干潟の生物相は約20%の地点で変化し、その大半で種数が増加した。これらの結果は、河川からの土砂の流出が干潟の物理場だけでなく生物多様性を維持していることを示している。
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