研究課題/領域番号 |
24320026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
泉 武夫 東北大学, 文学研究科, 教授 (40168274)
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研究分担者 |
長岡 龍作 東北大学, 大学院文学研究科, 教授 (70189108)
ロール シュワルツ・アレナレス (シュワルツ アレナレスロール / SCHWARTZ LAURE) 上智大学, 文学部, 准教授 (20377013)
海野 啓之 東北大学, 大学院文学研究科, 助手 (80587759)
畠山 浩一 東北大学, 大学院文学研究科, 専門研究員 (90344639)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2015年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2012年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 美術史 / 宗教史 / 浄土教 / 図像 / 弥勒 / 浄土 / 仏教美術 / 仏教学 / 来世 / 浄土信仰 |
研究成果の概要 |
兜率天浄土にいる弥勒菩薩の像容は、交脚形から結跏趺坐形に変化し、その途中で半跏思惟形を派生させる。さらに結跏形は倚坐形に変化する。中央アジアから中国・朝鮮半島・日本へと伝播するその図像の変化の過程が、現地調査を通じてより明確になった。また、兜率天曼荼羅が大陸では正面型しかないのに日本中世で斜め型が登場するのは、日本特有の展開とみなされることが明らかとなった。その斜め型が垂迹曼荼羅に応用された可能性がある。浄土という他界にいる弥勒と、現世に示現する弥勒の造形的交渉は、浄土曼荼羅を主軸にして展開したと想定される。
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