研究課題
基盤研究(B)
本研究は,日本列島における後期旧石器文化成立の一端を解明するため、最終氷期における列島への北からの移住史について、考古学・形態人類学の両面から探求した。結果、最終氷期最盛期は、2万6千年前に位置づけられる剥片石器群と石刃石器群、さらに、2万6千年前~2万2千年前に位置づけられる可能性のある細石刃石器群の両者が存在することを明確化できた。加えて、この時期にトランスバイカルは無人の地となっている可能性が判明し、またその前後にも共通する石器群が確認されていないことから、北海道が最終氷期最盛期の現生人類の避難地であるという位置づけは変更を要しない。
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