研究課題/領域番号 |
24330150
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
荻野 達史 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (00313916)
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研究分担者 |
工藤 宏司 大阪府立大学, 人文社会学部, 准教授 (20295736)
高山 龍太郎 富山大学, 経済学部, 准教授 (00313586)
川北 稔 愛知教育大学, 教育実践研究科, 准教授 (30397492)
中村 好孝 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教 (20458730)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | メンタルヘルス / 医療化 / 精神医療 / フィールドワーク / 医療化の動機付け / 医療化の抑制 / 医療化の機能 / 医療化の背景 / 精神保健 / 専門家 / 半専門家 / 歴史的研究 / 精神医療化 / 心理学化 / 心-科学 / 質的研究 / 心理学 / 臨床実践 / 精神障碍・疾患 |
研究成果の概要 |
教育、労働、福祉、地域の各領域について歴史と現状を調べ、医療化の趨勢と機能について多くの知見が得られ、それらを綜合し、以下の理論的整理を行った。(1)医療化の動機付けとして、問題統制力、経済的利益、問題対応に関する免責、複雑性の縮減、暫定的引き受け。(2)医療化抑制の動機付けとして、道徳的集団統制指向、病者の権利保護、社会問題化、医療費削減。(3)医療化の社会的機能として、医療外部での支援創出、社会的包摂のための符牒提供、知の濫用による分離・排除、集団サポート、問題の特定領域への還元。(4)医療化の社会的背景として、引き受け手のいない問題の増加、医療制度の特権性、包摂の社会思想など。
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