研究課題/領域番号 |
24330248
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
上地 完治 琉球大学, 教育学部, 教授 (50304374)
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研究分担者 |
藤井 佳世 横浜国立大学, 教育人間科学部, 准教授 (50454153)
澤田 稔 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (00367690)
小林 大祐 慶應義塾大学, 教職課程センター, 准教授 (50348819)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2012年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 道徳教育 / 討議倫理学 / ハーバーマス / 話し合い / コールバーグ / 正義 / 近代教育批判 / 熟議民主主義 / 普遍化原則 / 脱慣習的段階 / 善に対する正の優位 / 規範構造の組み替え / 批判的教育学 / モラルジレンマ |
研究成果の概要 |
1)道徳教育では、社会に通用している規範を正しいものとして捉える段階と、それらの規範を疑い討議をおこなう段階があり、後者において討議倫理学が必要となる。規範は、妥当性を付与された道徳と、個別具体的な集団や個人の生活に結びついた価値とに分かれ、道徳の優位性が重視される。2)ハーバーマスの討議倫理学は啓蒙を基盤とする近代教育学の枠組み自体を再構成する。3)「教室という社会」の構成員である子どもたちがその正当性(根拠)を話し合いによって吟味し合うことで、教室の規範構造を再構成する。その際、既存の社会のなかで獲得した規範の正しさに対して学習者が仮説的態度をとることによって、構成的学習が可能になる。
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