研究課題/領域番号 |
24340071
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
松井 広志 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (30275292)
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研究分担者 |
田所 誠 東京理科大学, 理学部, 教授 (60249951)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
2014年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
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キーワード | 水分子 / ナノ空孔 / プロトン伝導 / インピーダンス / プローバー / 多孔体 / 水和 / 誘電緩和 / 誘電率 / ナノ多孔質 / 伝導率 / 水ナノチューブ / 水素結合 |
研究成果の概要 |
LCRメーターとインピーダンス・アナライザ(本研究計画で導入)を組み合わせたプローバーシステムを開発した。微小試料に対して2端子法インピーダンス測定を行い、ナノ細孔中水分子のダイナミックスを捉えた。Ni(cyclam)試料の誘電分散は、第1, 2水和圏の水分子双極子の配向変化に起因する。また、ナノ空間の強い束縛により、そうした水分子の緩和時間が、自由水に比べて約3桁減少する。エリスリトール内包試料では、エリスリトール分子の近傍で局所的にプロトン移動が発生する。孤立した生体分子の特性が、ナノ空間を利用することで研究可能になり、今後さらに活用する。
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