研究課題/領域番号 |
24340081
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
紺谷 浩 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (90272533)
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研究分担者 |
松田 祐司 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (50199816)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
2014年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2013年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 強相関電子系 / 鉄系超伝導体 / 銅酸化物高温超伝導体 / 軌道秩序 / 電荷秩序 / 超伝導発現機構 / フェルミ液体理論 / 揺らぎの理論 / バーテックス補正 / 軌道揺らぎ / 量子臨界現象 / 軌道自由度 / 繰り込み群 / 重い電子系 / 輸送現象 / スピン揺らぎ |
研究成果の概要 |
鉄系超伝導体における未解明問題である(i)電子ネマティック秩序の起源、および(ii)超伝導発現機構の研究を行った。電子ネマティック秩序は平均場近似では説明できない難問であった。本研究では平均場近似を超えた多体効果(バーテックス補正)を考慮することで、電子相関によって軌道秩序が発生することを見出した。本研究により、電子ネマティック秩序の起源が軌道秩序であることが明らかになった。FeSeにおける非磁性軌道秩序相は、本理論により初めて説明された。さらに、軌道秩序相近傍で発達する軌道揺らぎが媒介する引力相互作用が、高温超伝導状態の起源となることを見出した。
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