研究課題/領域番号 |
24340082
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
前川 覚 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 名誉教授 (40135489)
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研究分担者 |
伊藤 哲明 東京理科大学, 理学部, 准教授 (50402748)
小山田 明 京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 助教 (60211835)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
19,760千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 4,560千円)
2014年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2012年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | スピン液体 / 三角格子 / 反強磁性体 / 核磁気共鳴 / フラストレーション / 量子スピン / 物性実験 / 磁性 / 量子スピン液体 / 有機物質 / 希土類 / 核スピン緩和 / 低温 / 低温物性 |
研究成果の概要 |
有機三角格子スピン液体物質EtMe3Sb[Pd(dmit)2]2の単結晶に対し、超低温域および加圧下のNMR測定を行った。その結果、低圧で生じるモット相境界において非常に遅い電荷揺動を持つ特異な電子状態を発見し、スピン液体状態において電荷自由度と乱雑性が重要な役割を果たしていることを明らかにした。 また、新たな希土類三角格子量子スピン反強磁性体CeZn3P3とYbCuGeを見いだした。CeZn3P3では量子揺らぎを反映した磁気相が実現していること、YbCuGeでは秩序相で核スピン横緩和率が増大し続けることを観測し、秩序相においても量子揺らぎが重要な役割を果たしていることを明らかにした。
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