研究課題/領域番号 |
24340089
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
花栗 哲郎 独立行政法人理化学研究所, 創発物性科学研究センター, チームリーダー (40251326)
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連携研究者 |
新高 誠司 独立行政法人理化学研究所, 無機電子複雑系研究チーム, 基幹研究所研究員 (60392057)
北川 健太郎 東京大学, 物性研究所, 特任研究員 (90567661)
笹川 崇男 東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 准教授 (30332597)
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研究協力者 |
KIM KeeHoon
綿重 達哉
笠原 成
芝内 孝禎
松田 祐司
WOFT Thomas
MEINGAST Christoph
V. LÖHNEYSEN Hilbert
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
20,020千円 (直接経費: 15,400千円、間接経費: 4,620千円)
2014年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2013年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | 鉄系超伝導体 / 走査型トンネル顕微鏡 / 超伝導ギャップ / 準粒子干渉効果 / BCS-BECクロスオーバー / STM / 双晶 / STM/STS / 軌道秩序 |
研究成果の概要 |
分光イメージング走査型トンネル顕微鏡を用いて、鉄系超伝導体LiFeAsとFeSeの超伝導ギャップと電子状態を調べた。LiFeAsでは、いくつかの欠陥が超伝導ギャップ内に準粒子束縛状態を形成することを見出した。FeSeに関しては、双晶境界が時間反転対称性を破る特異な超伝導状態を誘起している可能性を指摘した。また、準粒子干渉効果からバンド分散を決定し、FeSeの有効Fermiエネルギーが10 meV以下と異常に小さく超伝導ギャップと同程度であり、BCS-BECクロスオーバー領域にあることを明らかにした。さらに、軌道秩序を反映すると考えられる強い面内異方性を準粒子干渉パターンに見出した。
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