研究課題/領域番号 |
24350076
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物質化学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
手木 芳男 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (00180068)
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研究分担者 |
廣津 昌和 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 准教授 (30312903)
伊藤 亮孝 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 助教 (20708060)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2014年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2013年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 光励起状態 / スピンダイナミックス / πラジカル / 光耐久性 / ペンタセン / 高スピン状態 / 原子価互変異性 / スピントロニクス / 励起状態ダイナミクス / ビラジカル / 発光挙動変化 / 高スピンπラジカル / 安定ラジカル / 励起高スピン状態 / スピン整列 / 時間分解ESR / LIESST |
研究成果の概要 |
本研究課題で以下の代表的な成果が得られた。(1)ペンタセンに安定ラジカルを付加した系を合成し、光化学的性質と励起状態等を詳細に研究した結果、著しい光耐久性の向上(約1000倍の光耐久性の実現)と有機溶媒への溶解度の向上が同時に達成される事を見出した。(2)この光耐久性機構が、ラジカル付加により引き起こされる増強系間交差とスピン許容の経路の形成によるペンタセン部位の超高速・高効率な一重項⇒三重項スピン転換による事を明らかにした。今回見出した手法は、今後広く用いられる可能性がある。加えて、πラジカルの励起状態ダイナミックス、ラジカル配位子を有するCo錯体の原子価互変異性に関する知見が得られた。
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