研究課題
基盤研究(B)
本研究では、核磁気共鳴分光装置の内に設置した液晶セルに電場を印加して(電場重複印加核磁気共鳴分光法)、液晶ダイレクタ配向の非平衡状態を制御できるようにしました。これにより、ダイレクタ回転緩和過程におけるダイレクタ空間分布を数100マイクロ秒の時間分解で測定可能にしました。この測定手法と弾性理論を用いて、液晶材料の物理定数を測定することができます。さらに、スピン核種として重水素を用いる重水素化核磁気共鳴分光法によって、液晶分子の任意のサイトの空間配向分布や動的挙動を独立して同時に測定可能にしました。特に、磁場と電場が直交する系では、液晶ダイレクタの自発的な“ゆらぎ”の観測も可能になりました。
すべて 2016 2015 2014 2013 2012 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (14件) 備考 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
Progress in Nuclear Magnetic Resonance Spectroscopy
巻: 94/95 ページ: 37-74
10.1016/j.pnmrs.2016.01.002
Physical Review E
巻: 91 号: 6
10.1103/physreve.91.062502
Medical Chemistry Communication
巻: 5 号: 11 ページ: 1602-1618
10.1039/c4md00085d
Journal of Physical Chemistry B
巻: 117 号: 24 ページ: 7335-7344
10.1021/jp401787b
Encyclopedia of Magnetic Resonance
巻: 2 ページ: 307-314
10.1002/9780470034590.emrstm1321
Thin Solid Films
巻: 554 ページ: 64-68
10.1016/j.tsf.2013.04.095
巻: 86 号: 5
10.1103/physreve.86.051708
Liquid Crystals
巻: 39 号: 1 ページ: 1-17
10.1080/02678292.2011.614017
http://nematic.ise.osaka-sandai.ac.jp/index-e.html