研究課題
基盤研究(B)
本研究では、定常状態においてアクチンの重合がどのようなメカニズムで行われているのかを明らかにすることを目的とした。ナノスリット内に固定したCy3標識アクチンの端を観察領域と定め領域内におけるBODIPY-FL標識アクチンの蛍光強度変化を観察した。伸長過程と定常状態においてアクチンの重合をリアルタイムイメージングした結果、定常状態では伸長過程よりも検出されるシグナルの強度が上昇し。2分子や3分子の会合体に相当するアクチンが結合する様子が観察された。これより、定常状態ではG-アクチン1分子ではなく複数分子が重合していることが示された。
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