研究課題
基盤研究(B)
短期の高温乾燥風条件下では,稲体が水ストレス状態となり,浸透調節が起こると同時に,胚乳の外側組織に比べて活発に澱粉集積が起こっている胚乳の内側の細胞層において,リング状の白濁形成に先立って,澱粉合成が一時的に抑制された.しかしながら,高温乾燥風終了後,水分状態の回復に伴い,澱粉代謝も回復したため,結果的に,胚乳断面上にリング状に白濁が形成されるに至った可能性が強く示唆された.さらに,先述の遺伝子発現解析結果から,長期の高温と短期の高温乾燥風とでは白濁に至る機作が異なる可能性も示唆された.
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PLoS ONE
巻: 9 号: 10 ページ: e110374-e110374
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農業および園芸
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http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0110374