研究課題/領域番号 |
24380088
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | ミュージアムパーク茨城県自然博物館 |
研究代表者 |
山崎 晃司 ミュージアムパーク茨城県自然博物館, その他部局等, 首席学芸員 (40568424)
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研究分担者 |
坪田 敏男 北海道医大学, (連合)獣医学研究科, 教授 (10207441)
小池 伸介 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究員), 講師 (40514865)
清水 慶子 岡山理科大学, 理学部, 教授 (90135616)
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連携研究者 |
正木 隆 森林総合研究所
郡 麻里 森林総合研究所
小坂井 千夏 神奈川県生命の星, 地球博物館
中島 亜美 東京都多摩動物公園
根本 唯 東京農工大学
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2014年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2013年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
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キーワード | ツキノワグマ / 行動生態 / 栄養状態 / 繁殖 / 生理 / 森林動物 / 繁殖生理 / 森林生物 |
研究成果の概要 |
ツキノワグマの行動生態研究の多くは,秋の食欲亢進期に行われており,春から夏の行動はよく分かっていない。本研究では,各種新型機材を利用し,冬眠明け後の春から夏の野生グマの生理状態の把握と共に,その行動生態の解明を試みた。その結果,夏期には活動量,体温,心拍計共に低下することを確かめた。春は低繊維,高タンパクの新葉が利用できたが,その期間は極めて短かった。夏は食物の欠乏期として捉えられ,夏眠のような生理状態に入ることでエネルギー消費を防いでいたと考えられた。本研究は,秋の堅果結実の多寡だけでは説明できていない,本種の夏の人里への出没機構の解明にも役立つことが期待できる。
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