研究課題
基盤研究(B)
アクアポリン-11(AQP11)は、小胞体に局在するユニークな水チャネル分子である。しかし、AQP11の小胞体における分子機能については全く明らかにされていない。本研究では、AQP11の小胞体における分子機能を明らかにする目的で、小胞体が細胞内カルシウム貯蔵部位であることに着目して、イメージング解析、プロテオーム解析などを行った。その結果、AQP11は小胞体内カルシウムイオン貯蔵量を適正に保つ機能を持つこと、そしてこの機能には、タンパク質輸送装置であるトランスロコンが関与している可能性などを見出した。今後、これらの知見の生物学的意義を明らかにしていく必要がある。
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