研究課題
基盤研究(B)
情動と中枢性糖代謝調節に関与するオレキシンが、2型糖尿病db/dbマウスと社会性敗北ストレス負荷マウスの糖代謝に及ぼす影響を検討した。db/dbマウスの活動期にオレキシンを脳室内投与すると、小胞体ストレス応答を改善し肝糖産生を抑制することで耐糖能が改善した。また、慢性的なうつ状態における耐糖能異常の防御にオレキシンが関与することを示した。オレキシン系は肝臓の糖新生を中枢性に制御する役割を果たしており、肥満およびうつに伴う耐糖能異常に対する重要な防御因子であることを明らかにした。以上より、オレキシン系の制御は、抗うつや快眠効果を伴った糖尿病の新しい時間治療法の開発に繋がる可能性を示した。
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