研究課題
基盤研究(B)
う蝕原因菌(S. mutans)の中で、コラーゲン結合蛋白(CBP)を有している菌が頭蓋内出血を悪化させる可能性を示した。本研究では頭蓋内出血を悪化させるメカニズムを検討した。培養内皮細胞に、CBPをもつTW295株とCBPを欠損させたTW295CNDを暴露しmRNA量の変化を比較した。結果、いずれの群においても、MMP-9の有意な上昇は認められなかった。しかし、TW295群において、ケモカイン(CCL2、CXCL1、CXCL2)の有意な上昇が認められた。従って、in vivo頭蓋内出血モデルでみられたMMP-9の発現亢進は、ケモカインの発現上昇による二次的な変化であることが示唆された。
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