研究課題
基盤研究(B)
太陽活動の極大期に合わせ、ハワイ高高度観測施設から木星赤外オーロラの連続モニター観測を試みた。この時期は木星の自転軸が最も大きく傾くことから、黄道平面内を主成分とするIMFであっても相対的に南北成分を生じ、磁気リコネクションに寄与することが予想されたからである。前半はハワイ島マウナケア山、後半はマウイ島ハレアカラ山頂の天文台へ赤外線カメラを持ち込み、観測を試みた。望遠鏡の問題もあり、赤外線オーロラを捉えられなかったが、短波長赤外線での木星データ(衛星イオの活火山モニター)を取得、金星夜面発光の様子もとらえるなど、今後の探査機観測と相補的に活躍できる海外の拠点を得ることができた。
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