研究課題
基盤研究(B)
フィリピンの日本住血吸虫症流行地で保虫宿主を対象とした血清および分子疫学調査をおこなった。また、成虫DNAを対象としたマイクロサテライトマーカー解析について、予備解析を実施した。(1)中部ビサヤ地域島嶼および南部ミンダナオ地域での保虫宿主として、スイギュウおよびイヌの重要性が指摘された。(2)特にスイギュウを同寄生虫症流行の監視動物(Sentinel Animal)として活用する意義が示唆された。(3)10種類のマイクロサテライトマーカーによる、多座位の遺伝子型(MLG)解析が可能となった。(4)これら地域に分布する寄生虫集団は、特定のクラスターに分離せず、同集団間での遺伝子流動が示唆された。
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