新しいタイプの攻撃に対するセキュリティ対策を支援する自動トレースの並列分散処理

• 研究課題/領域番号: 24500043
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: ソフトウエア
• 研究機関: 九州工業大学
• 研究代表者: 小出 洋 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (90333517)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円); 2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 情報セキュリティ / マルウェア / 情報システム / 標的型攻撃 / 脅威トレース / セキュリティ / 新しいタイプの攻撃 / 並列分散処理 / 新しいタイプの脅威 / タスクスケジューリング

研究成果の概要

本研究の目的は，新しいタイプの攻撃を構成するマルウェアに代表される脅威が，実際的な情報システムに侵入したときにどのような活動が行われるのか，脅威が行う攻撃を阻止したり，情報漏洩を防ぐには何が必要かを明らかにすることである．脅威トレースを実際的な情報システム上で標的型攻撃に使われるマルウェアをシミュレーションするには，並列分散処理による計算時間の短縮化が有効である．そのために，攻撃手法のモデル化と記述方法，タスク並列化に向いた情報システムのモデル化と記述方法，脅威トレースを並列分散化するための技術に関する実装と評価を進めた．またセキュリティ教育に関する適用に関する検討と実装，評価を進めた．

研究成果

• [雑誌論文] HTTPプロキシサーバでのCookie挿入によるバックドア通信の検出 (2014)
  • 著者名/発表者名: 加藤雅彦，小出 洋，金岡 晃，松川博英，前田典彦，岡本栄司
  • 雑誌名: 情報処理学会論文誌 巻: 55 ページ: 2008-2010
  • NAID: 110009822842
  • 査読あり
• [雑誌論文] LSI論理シミュレーションにおけるSIMD並列化手法の提案 (2014)
  • 著者名/発表者名: 甲斐夏季, 小出 洋
  • 雑誌名: 情報処理学会論文誌 コンピューティングシステム 巻: Vol. 7, No. 1 ページ: 45-56
  • NAID: 110009687725
  • 査読あり
• [雑誌論文] XMLデータへのストリーミング処理における共有バッファ機構の改善 (2013)
  • 著者名/発表者名: 浦谷芳幸，カベンディシュジルセウ，本間伸雄，小出 洋
  • 雑誌名: 電子情報通信学会 和文論文誌D「インターネット技術とその応用特集号」 巻: J96-D(6) ページ: 1447-1457
  • 査読あり
• [雑誌論文] XMLデータへのストリーミング処理における共有バッファ機構の改善 (2013)
  • 著者名/発表者名: 浦谷芳幸，カベンディッシュ ジルセウ，本間 伸雄，小出 洋
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 巻: Vol.J96-D,No.6
  • 査読あり
• [学会発表] 脅威トレースの攻防戦化 (2016)
  • 著者名/発表者名: 神武克海，小出洋
  • 学会等名: 情報処理学会九州支部火の国シンポジウム
  • 発表場所: 熊本大学
  • 年月日: 2016-03-02
• [学会発表] 動的なアプリケーションに対するスケジューリング手法の提案 (2016)
  • 著者名/発表者名: 三牧麻美，小出洋
  • 学会等名: 情報処理学会プログラミング研究会
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2016-01-13
• [学会発表] 分散XML処理のためのルーティングアルゴリズムの提案 (2016)
  • 著者名/発表者名: 熊野修平，小出洋
  • 学会等名: 情報処理学会プログラミング研究会
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2016-01-13
• [学会発表] 脅威トレースの並列分散化 (2015)
  • 著者名/発表者名: 松元拓也，三牧麻美，神武克海，小出洋
  • 学会等名: 情報処理学会 第56回 プログラミングシンポジウム
  • 発表場所: 伊東
  • 年月日: 2015-01-09 – 2015-01-11
• [学会発表] 脅威トレースのためのシステムモデル記述言語の実装 (2015)
  • 著者名/発表者名: 山口凌，熊野修平，村上隆俊，小出洋
  • 学会等名: 報処理学会 第56回 プログラミングシンポジウム
  • 発表場所: 伊東
  • 年月日: 2015-01-09 – 2015-01-11
• [学会発表] An Implementation of Tracing Attacks on Advanced Persistent Threats by Using Actors Model (2014)
  • 著者名/発表者名: Murakami, T., Kumano, S. and Koide, H.
  • 学会等名: Soft Computing and Intelligent System (SCIS) 2014
  • 発表場所: Kitakyushu
  • 年月日: 2014-12-03 – 2014-12-06
• [学会発表] iOS におけるハイブリッドアプリケーションの開発支援 (2013)
  • 著者名/発表者名: 齋藤 暢郎，小出 洋
  • 学会等名: 情報処理学会 第54回プログラミング・シンポジウム
  • 発表場所: 神奈川県箱根町
• [学会発表] Parallel Universe Computingのクラウド環境での実装 (2013)
  • 著者名/発表者名: 中園亜由美，小出 洋
  • 学会等名: 情報処理学会 第54回プログラミング・シンポジウム
  • 発表場所: 神奈川県箱根町
• [学会発表] A SIMD Parallelization Method for an Application for LSI Logic Simulation (2012)
  • 著者名/発表者名: Natsuki Kai, Ryoji Nishinohara and Hiroshi Koide:
  • 学会等名: ICPP Workshop
  • 発表場所: Pittsburgh, PA, USA
• [学会発表] Tracing Attacks on Advanced Persistent Threat in Networked Systems (2012)
  • 著者名/発表者名: Masahiko Kato, Takumi Matsunami, Akira Kanaoka, Hiroshi Koide and Eiji Okamoto
  • 学会等名: SafeConfig 2012 5th Symposium on Configuration Analytics and Automation
  • 発表場所: Baltimore, MD, USA
• [学会発表] Tracing Attacks on Advanced Persistent Threat in Networked Systems (2012)
  • 著者名/発表者名: Masahiko Kato, Takumi Matsunami, Akira Kanaoka, Hiroshi Koide and Eiji Okamoto
  • 学会等名: 21st USENIX Security Symposium Poster Session
  • 発表場所: Bellevue, WA, USA
• [学会発表] Distributed XML Processing over Various Topologies - Pipeline and Parallel Processing Characterization (2012)
  • 著者名/発表者名: Yoshiyuki Uratani, Hiroshi Koide, Dirceu Cavendish and Yuji Oie
  • 学会等名: WEBIST 2012
  • 発表場所: Proto, Portugal
• [備考] 九州工業大学 研究者情報
  • URL: https://research02.jimu.kyutech.ac.jp/html/191_ja.html
• [備考] Hiroshi Koide (Publications)
  • URL: http://www.klab.ai.kyutech.ac.jp/~koide/Publications.html