研究課題
基盤研究(C)
神経におけるインスリン抵抗性が、認知症やアルツハイマー病に関与することが明らかとなり、神経のインスリンシグナルが、新たな治療標的として注目されている。本研究では、神経保護作用が報告されている薬物(ニコチン、エストラジオール、クルクミンなど)が、インスリンシグナルを増強させる一方、神経毒性が報告されている薬物(免疫抑制薬、アルコールなど)では、シグナルの減弱が見られることを見出し、その細胞内機序を明らかにした。さらに、海馬ニューロンで合成されるインスリンは、分泌小胞に蓄えられ分泌刺激によって分泌されること、インスリン前駆体タンパク質の発現量が、アミロイドβにより減少することが明らかになった。
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