研究課題
基盤研究(C)
現在癌臨床に用いられている電気化学療法は高電圧下で行うため、全身麻酔が必要となり火傷のリスクなど患者の負担が大きい。一方、低電圧下で抗癌剤などを効率的に癌細胞に取り込むことが出来れば、患者負担の少ない新たな癌治療法として期待出来る。そこで、低電圧刺激による癌細胞増殖への影響や細胞内シグナル伝達を調べた。結果としてカスパーゼの活性化や細胞内カルシウムの上昇が認められ、細胞増殖も抑制されたことから新たな低電圧化学療法の可能性を示すことが出来た。また、酸素マイクバブル輸液剤についての基礎的検討を行った。今後は酸素マイクバブル輸液剤と低電圧化学療法を組み合わせた新たな癌治療法の開発へと研究を進める。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)
Int J Nanomedicine
巻: 9(1) ページ: 4495-4505
10.2147/ijn.s68840