研究課題
基盤研究(C)
車いす上の座位姿勢の長時間にわたる支持環境が身体に与える状況の模擬が可能な解析を目指し,胸郭を含めた脊柱の脊柱有限要素モデルを構築した.モデルは,解の精度を考慮し物性が軟らかい椎間板付近のモデル化を行ったが,時刻歴応答解析の遂行は困難な結果であった.荷重条件と時刻歴応答解析に十分耐えうる要素数の更なる増大の必要性が課題となった.また車いすモデルを構築し,身体モデルが車いすに着座する状態を模擬できる解析を検討した.車いすシートは厚さが薄いため,接触時の食い込み量を考えなければならない.食い込み量を調整できる垂直剛性係数の設定が最も重要であり,シートと身体簡易モデルとの接触解析が可能になった.
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