研究課題
基盤研究(C)
日本では食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの即時型アレルギーが増えている。本研究では抗アレルギー作用をもつ成分をみつけるためにまずマスト細胞の脱顆粒を抑制する物質の検索を行った。その結果、β-グルカンが脱顆粒抑制効果、受動皮膚アナフィラキシー反応の抑制を示した。花粉症患者を対象としてβ-グルカンを経口投与したところ、鼻づまりや涙が出るといった花粉症特有の症状が軽減された。また精油について調べたところ、ゼラニウム精油およびその主要成分であるシトロネロールにマスト細胞脱顆粒抑制効果、炎症性サイトカインの産生抑制効果、MAPキナーゼであるERKのリン酸化の阻害効果があった。
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