植物の生殖を扱う単元におけるウリ科植物に替わる雄性不稔を利用した教材の開発

• 研究課題/領域番号: 24501054
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 科学教育
• 研究機関: 兵庫教育大学
• 研究代表者: 渥美 茂明 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (70144623)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 理科教材開発 / 植物の生殖 / 雄性不稔 / カタバミ / 自然科学教育 / 植物教材開発 / 育種

研究成果の概要

小学校5年理科では「受粉と結実」の単元では、ほとんどの教科書でカボチャなどウリ科植物を教材としている。これらの植物の単性花が人工授粉を容易にしているが、雄花の10分の1以下の雌花しか付けない。
雌花や雌花の代わりになる雄性不稔の花を毎日たくさん付ける教材植物があれば、この単元の実践を改善することが出来る。カタバミの雄性不稔株は栄養繁殖によって実験室で栽培されてきた。本研究では雄性不稔株の稔性を回復することが出来る4系統の回復系統を使って、雄性不稔株に、雄性不稔株が育つ種子を作ることが出来る維持系統を7つ育成することが出来た。

研究成果

• [学会発表] 性不稔カタバミ（Oxalis corniculata）を用いた新規教材植物の開発（2） (2015)
  • 著者名/発表者名: 渥美 茂明･樫尾 嘉人･加藤 舞
  • 学会等名: 日本生物教育学会第98回全国大会
  • 発表場所: 愛媛大学教育学部
  • 年月日: 2015-01-10 – 2015-01-11
• [学会発表] 雄性不稔カタバミを用いた学校教材の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 渥美 茂明
  • 学会等名: 日本植物学会近畿支部大会
  • 発表場所: 大阪市立大学理学部附属植物園
  • 年月日: 2014-04-19
• [学会発表] 雄性不稔カタバミ（ Oxalis corniculata ）を用いた新規教材植物の開発 － 維持系統の育種 (2014)
  • 著者名/発表者名: 渥美茂明
  • 学会等名: 生物教育学会
  • 発表場所: 筑波大学
• [学会発表] 雄性不稔カタバミを用いた学校教材の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 渥美茂明
  • 学会等名: 近畿植物学会
  • 発表場所: 大阪市立大学理学部附属植物園
• [学会発表] 雄性不稔を利用した生物教材の開発に向けた試みについて (2014)
  • 著者名/発表者名: 渥美茂明・司 晃帆
  • 学会等名: 日本生物教育学会
  • 発表場所: 筑波大学
• [備考] カタバミの生物学を目指して
  • URL: http://www.sci.hyogo-u.ac.jp/atsumi/atsumi/atsumi's_WEB_page.html