研究課題/領域番号 |
24501262
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 公益財団法人大阪市博物館協会(大阪文化財研究所、大阪歴史博物館、大阪市立美術館、 |
研究代表者 |
伊藤 幸司 公益財団法人大阪市博物館協会(大阪文化財研究所、大阪歴史博物館、大阪市立美術館、, その他部局等, 室長 (50344354)
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連携研究者 |
藤田 浩明 公益財団法人大阪市博物館協会, 大阪文化財研究所, 学芸員 (50344403)
今津 節生 独立行政法人国立文化財機構, 九州国立博物館, 博物館科学課長 (50250379)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 保存処理 / トレハロース / 含浸 / 木材 |
研究成果の概要 |
従来推し進めてきたラクチトールを主剤とする糖アルコール法から、より安定性・作業性に優れるトレハロース法への転換を図るために、まずトレハロースの生成する結晶の特性を把握し、様々な条件下での結晶生成試験を繰り返して、その再現性を追及した。さらに、テストピースを用いて含浸・結晶化試験を行い、「加熱法」・「冷却法」・「常温法」という3つの結晶化手法を確立した。 上記の試験結果を踏まえ、木製文化財が必要とする結晶量を鑑みて最終含浸濃度を設定して結晶化手法を選択、場合によっては組み合わせることにより、実資料に対しても効率良く、無駄なく、保存処理を終えられる事が明らかになった。
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