オリゴ糖に着目した海水中の低分子溶存有機物の動態の解明

• 研究課題/領域番号: 24510013
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境動態解析
• 研究機関: 静岡大学
• 研究代表者: 宗林 留美 (福田留美 / 宗林 留美(福田留美) / 福田 留美) 静岡大学, 理学部, 准教授 (00343195)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2012年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
• キーワード: オリゴ糖 / 海洋生態系 / 生元素循環

研究成果の概要

海水中の低分子溶存有機物の動態を解明することを目的として、二糖に着目して研究を行った。海水中の二糖の定量法として、グラファイトカーボンカラムを用いた固相抽出により海水試料の脱塩を行い、脱塩した試料を蒸発乾固して二糖を濃縮し、高性能イオン交換クロマトグラフィーとパルスドアンペロメトリで分析することで、駿河湾の表層海水でスクロース、マルトース、トレハロース、ラクツロースを検出・定量し、未同定のオリゴ糖を6種検出した。スクロース、マルトース、トレハロースは二糖を利用して増殖可能な原核生物のうち、駿河湾で特に現存量が高かった二糖であり、二糖によるボトムアップコントロールが示された。

研究成果

• [学会発表] 駿河湾における繊毛虫の分布 (2016)
  • 著者名/発表者名: 宗林留美, 鬼頭信幸, 吉川 尚, 西川 淳, 松浦弘行
  • 学会等名: 2016年度日本海洋学会春季大会
  • 発表場所: 東京大学本郷キャンパス（東京都文京区）
  • 年月日: 2016-03-14
• [学会発表] Microbial degradation of disaccharides in seawater (2012)
  • 著者名/発表者名: Sohrin, R., Mori, A., Nagaosa, K., Kato, K., Suzuki, Y.
  • 学会等名: ASLO Aquatic Sciences Meeting
  • 発表場所: びわ湖ホール(滋賀県)
• [学会発表] 海水中での二糖の分解特性
  • 著者名/発表者名: 宗林留美, 永翁一代, 加藤憲二, 森 愛理, 鈴木 款
  • 学会等名: 2012年度日本海洋学会秋季大会
  • 発表場所: 東海大学清水キャンパス(静岡県)