研究課題
基盤研究(C)
森林生態系の環境応答の解明は将来の気候変動に対する生態系の脆弱性評価及び予測に不可欠である。筆者らは北海道およびドイツの冷温帯・亜寒帯森林の炭素収支を制御する要因検出に向けたベイズ推定解析を行った。パラメータ逆推定解析の結果、期間中に見られた台風および熱波によって各生態系は一時的な構造・機能損害を受け炭素吸収機能を低下させたが、その後数年の間に回復し、特に最も激しい構造的破壊を受けた遷移初期の生態系は被害前と比べて後に高い炭素吸収機能を発揮することがわかった。
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低温科学
巻: 73 ページ: 21-29